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SMT・半田付け電子用語辞典
基本的なSMT用語(実装機用語)を簡単に解説します。
もし補足があればご連絡ください。






[は]
パナ
半田

半田付け
半田ボール



[パナ]
パナ:Pana
-解説-

パナソニックの略。松下電器産業株式会社を意味する。
昔は九州松下とライバル会社として競合していたが、現在は合併している。


[半田]
半田:Solder

-解説-
半田とは一般的に共晶半田という錫(Sn)と鉛(Pb)の合金のことを示す。
共晶半田とは錫63%、鉛37%の配分で構成されている。

半田の融点は183度ですが、錫は100%の場合、232度、鉛が100%の場合は327度が融点です。(合金にすることで融点が下がります)

半田には、糸半田、棒半田、クリーム半田といった種類があり、工程によって使用する半田が決まります。
手半田付けでは糸半田、自動半田槽(フロー工程)では棒半田、SMT工程ではクリーム半田を使用します。
 糸半田 棒半田 クリーム半田

最近では環境を考慮した鉛フリー半田(PBフリー半田)にどんどん移行しています。
*上記写真は糸半田と棒半田は鉛フリー半田です。



[半田付け]
半田付け:Soldering
-解説-
半田付けとは半田を溶かし部品電極やプリント基板のフットパターン(ランド)との間合金層を生成することである。



[半田ボール]
半田ボールとは写真のようにチップサイドにできるボール状の半田で、実装不良モードの一つである。

拡大写真は半田付け関連写真館へ

 
半田ボールはチップの下に印刷される半田量が多いと発生しやすい。
基本的に半田はマランゴニ現象(熱が熱いほうに引っ張られたり、量の多いほうへ引っ張られる)でランド部へ流れるが、部品ボディ下に印刷されたペースト量が多いとランドのほうへ戻りきる前に部品の重みで潰れ、チップサイドに逃げてしまい半田ボールが発生します。



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